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You've Got Your Troublesザ・フォーチュンズを世界的な成功に導いた名曲の軌跡

🗓 2026年8月16日

1960年代のポップスシーンにおいて、洗練されたハーモニーとキャッチーなメロディで人々を魅了した楽曲があります。それが、ザ・フォーチュンズ(The Fortunes)の代表曲「You've Got Your Troubles」です。1965年にリリースされたこの曲は、グループに国際的な名声をもたらし、音楽史に刻まれるヒットとなりました。

Key Facts

  • 作詞・作曲:ロジャー・クックとロジャー・グリナウェイによる初の共作。
  • チャート実績:イギリスで2位、アメリカで7位を記録し、カナダとニュージーランドでは1位を獲得。
  • 音楽的特徴:印象的なトランペットのモチーフと、終盤に展開される対位法的なメロディが特徴。
  • リリース:1965年8月にデッカ・レコードより発売。

楽曲の誕生と制作の舞台裏

この曲は、後に名コンビとなるロジャー・クックロジャー・グリナウェイが、共に「ザ・ケストレルズ」というグループに在籍していた時代に誕生しました。あるポップ・パッケージツアー中の劇場で、グリナウェイが思いついた短い旋律にクックが歌詞を添え、わずか2時間ほどで書き上げられたといいます。

その後、二人はデモテープを作成し、ミルズ・ミュージック・パブリッシングに持ち込みました。そこで彼らの才能を見出したトニー・ヒラーが、当時4枚のシングルを出してもチャート入りしていなかったザ・フォーチュンズにこの曲を提供することになります。

レコーディングを担当したデッカ・レコードのプロデューサー、ノエル・ウォーカーは、グループの歌唱力を高く評価し、彼らに再起のチャンスを与えました。なお、実際の演奏にはプロのミュージシャンが起用されており、メンバー自身が演奏していないことで後に一部で物議を醸しましたが、編曲者のレス・リードが考案した鮮烈なトランペットの導入部が、曲の個性を決定づけました。

世界的なヒットとチャートの記録

1965年8月にリリースされると、ラジオ・キャロライン・ノースなどの影響もあり、急速に人気が拡大しました。イギリスではビートルズの「Help!」に次ぐ2位まで上昇。アメリカでもビルボードHot 100で7位に食い込むなど、世界的なヒットとなりました。

特にオランダではトップ10に14週間留まるという驚異的な人気を博し、最高3位を記録しています。この成功により、ザ・フォーチュンズは1965年にセルフタイトルのデビューアルバムをリリースすることとなりました。

「You've Got Your Troubles」主要国チャート最高位
国・地域 最高順位
カナダ / ニュージーランド 1位
イギリス 2位
アイルランド / オランダ 3位
南アフリカ 6位
アメリカ (Billboard Hot 100) 7位
オーストラリア 12位

作家たちの展開と多様なカバー

作者であるクックとグリナウェイの才能は、ビートルズのプロデューサーとして知られるジョージ・マーティンにも注目されていました。マーティンは彼らに自らこの曲を録音させる計画を立てていましたが、当時はアルバム『ラバー・ソウル』の制作で多忙を極めていたため、実現はザ・フォーチュンズのヒット後となりました。その後、二人は「デヴィッド&ジョナサン」として活動し、マーティン制作の「ミシェル」で大きな成功を収めています。

また、この楽曲は多くのアーティストによってカバーされました。1966年にはナンシー・ウィルソンが、1969年にはジャック・ブランチャード&ミスティ・モーガンがカントリー・バージョンとしてヒットさせています。さらに、ホワイト・プレインズ、ドリフターズ、そして1978年にはニール・ダイアモンドが自身のアルバムでカバーするなど、時代を超えて愛されるスタンダードナンバーとなりました。

Frequently Asked Questions

この曲は誰が書いたのですか?

ロジャー・クックとロジャー・グリナウェイという、後に非常に多作となるソングライティング・チームによる初の共作曲です。

ザ・フォーチュンズのメンバーは自分たちで演奏したのですか?

いいえ。プロデューサーのノエル・ウォーカーの判断により、レコーディングにはプロのセッションミュージシャンが起用されました。このため、後に一部で批判的な意見が出たことが記録されています。

世界的にどのくらいのヒットになりましたか?

イギリスで2位、アメリカで7位を記録したほか、カナダやニュージーランドでは1位を獲得するなど、世界的な大ヒットとなりました。

どのような音楽的な特徴がありますか?

レス・リードが編曲した印象的なトランペットのモチーフと、曲の終盤に聴ける対位法(複数の独立したメロディが同時に進行する手法)を用いた構成が特徴です。

他に誰がこの曲をカバーしましたか?

ナンシー・ウィルソン、ジャック・ブランチャード&ミスティ・モーガン、ホワイト・プレインズ、ドリフターズ、ニール・ダイアモンドなど、多くの著名なアーティストがカバーしています。

References

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