1960年代の音楽シーンにおいて、圧倒的な歌唱力で世界を魅了したウェールズ出身の歌手、トム・ジョーンズ。彼のキャリアを象徴する名曲の一つが、1966年にリリースされた「Green, Green Grass of Home」です。カントリーとソウルのエッセンスを融合させたこの楽曲は、リリース直後から爆発的な人気を博し、世界各地のチャートを席巻しました。

楽曲誕生のきっかけと背景

この曲との出会いは、1965年のニューヨークでの出来事に遡ります。当時『エド・サリヴァン・ショー』に出演していたトム・ジョーンズは、市内のレコード店「コロニー・レコード」を訪れました。そこでジェリー・リー・ルイスの新作を求めていた際、あるカントリーアルバムを勧められたことが転機となります。

アルバムに収録されていた楽曲に深く感銘を受けたジョーンズは、自らレコーディングすることを決意。カーリー・パットマンが作詞作曲を手掛け、ピーター・サリバンがプロデュースしたこの作品は、1966年10月28日にDeccaレーベルからシングルとして発表されました。

世界的なチャート成績と記録的なセールス

リリース後、この楽曲はイギリスおよびアイルランドで驚異的な快挙を成し遂げました。イギリスのシングルチャートでは12月1日に1位を獲得し、そのまま7週間にわたって首位を独占。アイルランドでも同様に7週間の1位を記録しました。2017年9月時点でのイギリス国内の累計売上は125万枚を超えており、BPI(英国レコード産業協会)からシルバー認定を受けています。

また、北米市場でも高い評価を得ました。アメリカのビルボード誌では、ポップスチャートで11位、イージーリスニングチャートで12位にランクインするなど、ジャンルを越えて愛される楽曲となりました。

Key Facts

  • リリース日:1966年10月28日
  • 主要ジャンル:カントリー、ソウル
  • 記録:英・愛の両チャートで7週連続1位を達成
  • 売上:イギリス国内で125万枚以上のセールスを記録(2017年時点)
  • インスピレーション:ジェリー・リー・ルイスの作品から影響を受けた

グローバルチャートの推移

本楽曲は英語圏のみならず、ヨーロッパ諸国でも高く支持されました。以下の表に、1966年から1967年にかけての主要国における最高順位をまとめます。

「Green, Green Grass of Home」主要国チャート最高位
国・地域 チャート名 最高順位
イギリス Official Charts 1
アイルランド IRMA 1
オーストラリア Kent Music Report 1
ノルウェー VG-lista 1
ベルギー Ultratop 50 (Flanders) 1
オランダ Single Top 100 2
ニュージーランド Listener 2
オーストリア Ö3 Austria Top 40 2
西ドイツ GfK 6
カナダ RPM Top 100 5
アメリカ Billboard Hot 100 11

後年のエピソードと敬意

トム・ジョーンズはこの曲の成功について、常にジェリー・リー・ルイスへの敬意を忘れませんでした。2006年9月、ニューヨークで収録されたルイスのテレビ特番『Last Man Standing』において、二人はこの曲をデュエットで披露。ジョーンズは、自身のレコーディングのインスピレーションを与えてくれたのはルイスであったと改めて明かしました。

Frequently Asked Questions

この曲の作詞作曲者は誰ですか?

カーリー・パットマン(Curly Putman)が songwriting を担当しています。

イギリスでのチャート成績はどうでしたか?

1966年12月1日に1位となり、合計7週間にわたってチャートのトップを維持しました。

シングル盤のB面には何の曲が収録されていましたか?

「Promise Her Anything」という楽曲がB面に収録されていました。

アメリカのビルボードチャートでは何位まで上がりましたか?

Hot 100(ポップス)で11位、アダルト・コンテンポラリー(イージーリスニング)で12位を記録しました。

ニュージーランドでの認定実績はありますか?

はい、RMNZ(ニュージーランドレコード協会)より、15,000枚以上の出荷に基づきゴールド認定を受けています。