Capitol logo from 1969 to 1978, designed by Roland Young.[11] Revived in 2017.[12]
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Capitol Recordsの歴史と遺産ハリウッドの象徴から世界的な音楽帝国へ

🗓 2026年8月16日

アメリカの音楽産業において、Capitol Records(キャピトル・レコード)ほど象徴的な存在は稀でしょう。1942年に設立されたこのレーベルは、単なるレコード会社という枠を超え、西海岸における音楽文化の先駆者として、そして世界的なヒット曲を輩出する拠点として君臨してきました。現在はユニバーサル ミュージック グループ(UMG)の傘下にあり、その影響力は今なお世界中に及んでいます。

Key Facts

  • 設立: 1942年、ジョニー・マーサー、バディ・デシルバ、グレン・ウォリックスによって創設。
  • 本拠地: カリフォルニア州ハリウッドの「キャピトル・レコード・タワー」。
  • 所有権の変遷: 創設後、EMIを経て、2012年よりユニバーサル ミュージック グループ(UMG)が所有。
  • 音楽的貢献: ジャズ、クラシック、ポップスなど多岐にわたるジャンルを展開し、ビートルズの米国展開などでも重要な役割を果たした。
  • 技術的特徴: 地下に設置されたエコーチェンバーなど、高度な音響設計を誇るスタジオを保有。

誕生と初期の歩み

キャピトル・レコードの物語は、1942年にソングライターのジョニー・マーサーが抱いたアイデアから始まりました。彼は、映画プロデューサーのバディ・デシルバによる資金援助と、音楽店経営でビジネス感覚に長けたグレン・ウォリックスの協力を得て、米国西海岸で本格的なレコードレーベルを立ち上げました。

活動開始直後から精力的にレコーディングを行い、マーサ・ティルトンやボビー・シャーウッド、ビリー・ホリデイといった才能あるアーティストを次々と起用しました。また、1940年代にはクラシック音楽にも注力し、豪華な装丁のアルバムをリリースするなど、質の高い音楽提供にこだわった時代がありました。

EMI時代とグローバル展開

1955年、英国の音楽 conglomerate(複合企業)であるEMIが、約850万ドルでキャピトルの株式の96%を取得しました。これにより、キャピトルはEMIの北米拠点となり、ロンドンのアビー・ロード・スタジオに匹敵する最先端の設備をハリウッドに構築することになります。

この時期、キャピトルは戦略的な提携を拡大しました。キューバのPanart社との契約を通じてラテン音楽の流通を強化し、米国市場におけるキューバ音楽のシェアを大幅に拡大させました。また、「Capitol of the World」シリーズを通じて、世界各国の民族音楽や伝統曲を400枚以上のアルバムとして世に送り出し、音楽の多様性を追求しました。

さらに、1960年代にはビートルズが設立したApple Recordsの米国ディストリビューター(流通担当)を務めるなど、ポップミュージックの歴史を塗り替える重要な役割を担いました。

Capitol logo from 1969 to 1978, designed by Roland Young.[11] Revived in 2017.[12]

ハリウッドのランドマーク:キャピトル・レコード・タワー

キャピトルの象徴といえば、ハリウッドのVine Streetにそびえ立つ13階建ての円形ビル、キャピトル・レコード・タワーです。1956年に完成したこの建物は、世界初の円形オフィスビルとして設計されました。その外観は、蓄音機の上にレコードが積み重なっている様子を彷彿とさせ、街のランドマークとなっています。

Capitol Records headquarters building in Hollywood

この建物は単なるオフィスではなく、極めて高度な音響設計が施されたスタジオを内蔵しています。外部からの振動や騒音を遮断するため、コンクリート壁の内部にゴムとコルクの層を設けた「フローティングウォール(浮き壁)」を採用しています。特に注目すべきは地下30フィートに設置された8つのエコーチェンバー(残響室)で、これにより最大5秒間の自然なリバーブ(残響)を楽曲に加えることが可能となりました。

現代の体制と今後の展望

2012年にEMIがユニバーサル ミュージック グループ(UMG)に買収されたことで、キャピトルはUMGの傘下に入りました。その後、組織再編を経て、2024年には「Interscope Capitol Labels Group」の一員となっています。

また、日本市場においても展開が続いており、ユニバーサル ミュージック ジャパンは2026年1月1日付で、国内アーティスト向けのキャピトル・レコード・レーベルを再始動させることを発表しています。

企業概要まとめ

キャピトル・レコード 基本情報
項目 詳細
現在の親会社 ユニバーサル ミュージック グループ (UMG)
設立日 1942年3月27日(Liberty Recordsとして)/ 4月8日(Capitol Recordsとして)
創設者 ジョニー・マーサー、バディ・デシルバ、グレン・ウォリックス
本社所在地 米国カリフォルニア州ハリウッド
主な流通網 Interscope Capitol Labels Group (米), Universal Music Japan (日) など

Frequently Asked Questions

キャピトル・レコード・タワーの形状にはどのような意味がありますか?

設計上の意図として、蓄音機の上にレコード盤が積み重なっている姿を模しており、音楽産業の象徴としての視覚的アイデンティティを持たせています。

スタジオにある「エコーチェンバー」とは何ですか?

地下に設けられた特殊なコンクリート製の部屋で、スピーカーから出した音を壁に反射させ、マイクで拾い上げることで、自然で豊かな残響音(エコー)を録音に加えるための設備です。

ビートルズとキャピトル・レコードの関係は?

キャピトルは、ビートルズが設立したApple Recordsの米国におけるディストリビューターを務めており、彼らの音楽を北米市場に広める重要な役割を担いました。

現在の所有者はどこですか?

2012年にEMIが買収されたことにより、現在は世界最大の音楽会社であるユニバーサル ミュージック グループ(UMG)の所有となっています。

日本での展開はどうなっていますか?

ユニバーサル ミュージック ジャパンが運営しており、2026年1月からは国内アーティスト向けのキャピトル・レコード・レーベルが新たに始動します。

References

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📸 フォトギャラリー

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Capitol Records headquarters building in Hollywood