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The Weavers at Carnegie Hallブラックリストを乗り越えたフォーク界の金字塔

🗓 2026年8月14日

アメリカのフォークミュージック史において、極めて重要な意味を持つ一枚のライブアルバムがあります。それが、The Weavers(ウィーバーズ)による『The Weavers at Carnegie Hall』です。1955年のクリスマスイブ、ニューヨークのカーネギーホールで録音されたこの公演は、単なるコンサート以上の意味を持っていました。

当時、グループは政治的な理由からエンターテインメント業界のブラックリスト(活動制限リスト)に入れられており、公の場での活動が困難な状況にありました。しかし、このカーネギーホールでのステージは、彼らが再び表舞台へと戻ってくる「カムバック公演」となり、フォーク音楽の復興を象徴する出来事となったのです。

Key Facts

  • 録音日:1955年12月24日(クリスマスイブ)
  • リリース:1957年4月(Vanguardレーベル)
  • 収録内容:カーネギーホール公演の前半部分を収録
  • チャート実績:1961年にBillboard Top 200で最高24位を記録
  • 音楽ジャンル:フォーク

アルバムの構成と音楽的特徴

本アルバムは、伝説的な一夜のコンサートの前半パートを凝縮したものです。なお、公演の後半部分は後に『The Weavers on Tour』としてリリースされており、合わせて聴くことでコンサート全体の熱量を体感することができます。

楽曲構成は、伝統的なフォークソングからリードベリーなどの名曲まで幅広く、メンバーによる巧みなアレンジが光ります。全20曲、約44分にわたる収録内容は、彼らのボーカルハーモニーと楽器演奏の精緻さを証明しています。

主要メンバーと役割

グループを構成する4人の個性が、重厚なサウンドを作り上げています。

  • ピート・シーガーテナーボーカル、バンジョー演奏、および編曲を担当。
  • リー・ヘイズ:ベースボーカルと編曲を担当。
  • フレッド・ヘラーマン:バリトンボーカルとギター演奏を担当。
  • ロニー・ギルバート:アルトボーカルを担当。

詳細データまとめ

アルバムの基本情報とリリース履歴を以下の表にまとめました。

『The Weavers at Carnegie Hall』作品概要
項目 詳細内容
収録時間 44分44秒
レーベル Vanguard
主な収録曲 Goodnight, Irene / Sixteen Tons / Wimoweh など
リリース形式 LP (1957, 1970, 1984), CD (1988)

収録曲リスト

伝統的な楽曲から、メンバーによるアレンジ曲まで、多彩なラインナップが揃っています。

  1. Darling Corey
  2. Kisses Sweeter than Wine
  3. Pay Me My Money Down
  4. Greensleeves
  5. Rock Island Line
  6. Around the World
  7. Wimoweh
  8. Venga Jaleo
  9. Suliram (I'll Be There)
  10. Shalom Chaverim
  11. Lonesome Traveler
  12. I Know Where I'm Going
  13. Woody's Rag/900 Miles
  14. Sixteen Tons
  15. Follow the Drinking Gourd
  16. When the Saints Go Marching In
  17. I've Got a Home in That Rock
  18. Hush Little Baby
  19. Go Where I Send Thee
  20. Goodnight, Irene

Frequently Asked Questions

このアルバムはコンサートの全編を収録していますか?

いいえ、本アルバムにはコンサートの前半部分のみが収録されています。後半部分は別アルバム『The Weavers on Tour』としてリリースされています。

なぜこのコンサートが「カムバック」と呼ばれているのですか?

メンバーがエンターテインメント業界のブラックリストに載せられていたため、公的な活動が制限されていた時期を経て、再び大規模な会場で演奏できたためです。

チャートでの成績はどうでしたか?

リリースから数年後の1961年に、Billboardのポップアルバムチャート(Top 200)で最高24位まで上昇しました。

どのような楽器が使用されていますか?

主にバンジョーとギターが使用されており、そこに4人の多彩なパート(アルト、テナー、バリトン、ベース)によるボーカルハーモニーが組み合わさっています。

References