The exterior of the Udvar-Hazy center in 2024.
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スティーブン F. ウドバー・ハジー・センター航空宇宙の至宝が集う巨大ミュージアム

🗓 2026年8月14日

アメリカの航空宇宙史を象徴する巨大な遺産が、バージニア州シャンティリーの地に集結しています。スティーブン F. ウドバー・ハジー・センターは、スミソニアン航空宇宙博物館の分館であり、ワシントンD.C.のナショナル・モールにある本館では展示しきれない、極めて大型の航空機や宇宙船を収容するための施設です。

2003年12月15日に開館したこのセンターは、航空機リース会社の共同創設者であるスティーブン F. ウドバー・ハジー氏による6,500万ドルの寄付によって実現しました。広大な格納庫のような建築様式が特徴で、訪れる人々を圧倒するスケールで人類の飛行への挑戦が展示されています。

The exterior of the Udvar-Hazy center in 2024.

Key Facts

  • 所在地:アメリカ合衆国バージニア州シャンティリー(ダレス国際空港隣接)
  • 主要展示品:スペースシャトル・ディスカバリー、エノラ・ゲイ、SR-71 ブラックバードなど
  • コレクション規模:航空機や宇宙船を含む約3,000点の資料(うち航空機・宇宙船は約200機)
  • 年間来場者数:約120万人(2023年時点)
  • 運営主体:スミソニアン協会

圧巻の展示コレクションと施設構成

センターの内部は、主に2つの巨大な格納庫で構成されています。一つは「ボーイング航空格納庫」、もう一つは「ジェームズ S. マクドネル宇宙格納庫」と呼ばれ、それぞれが航空史の金字塔となる機体を抱えています。

特に注目すべきは、2012年に展示が始まったスペースシャトル・ディスカバリーです。また、広島に原爆を投下したB-29「エノラ・ゲイ」や、超音速旅客機コンコルド、偵察機SR-71 ブラックバードなど、世界的に有名な機体がずらりと並びます。さらに、世界初の女性単独世界一周飛行を成し遂げたジェリー・モック氏の「スピリット・オブ・コロンバス」など、歴史的な快挙を物語る機体も展示されています。

Main exhibition display area

保存と修復の最前線

この施設は単なる展示場ではありません。エアバス社の支援により建設された増築棟には、高度な保存・修復設備が整っています。メアリー・ベイカー・エンゲン修復格納庫では、専門家による機体のメンテナンスが行われており、見学窓を通じて一般の来場者がその作業風景を観察できる仕組みになっています。

空港とのユニークな連携

施設がダレス国際空港に隣接しているため、専用の誘導路(タクシーウェイ)が直接つながっています。これにより、大型の航空機を分解して陸送することなく、自力で飛行して直接館内へ搬入することが可能です。

施設概要まとめ

ウドバー・ハジー・センター 基本情報
項目 詳細
施設面積 約760,000平方フィート(約17エーカー)
主要設備 2つの巨大格納庫、ドナルド D. エンゲン展望塔、Airbus IMAXシアター
アクセス Fairfax Connector 983番バスなど
今後の展開 2028年までに展示スペースを20%拡大予定

体験型コンテンツとイベント

展示以外にも、地域最大級のスクリーンを誇る4Kレーザー投影のAirbus IMAXシアターがあり、最新の映画や特別映像を楽しむことができます。また、ハロウィンイベントの「Air & Scare」や、家族向けの屋外航空機展示会など、年間を通じて多様な教育プログラムやイベントが開催されており、子供から大人まで楽しめる空間となっています。

Frequently Asked Questions

本館(ナショナル・モール)との違いは何ですか?

本館は主に小型の展示品や歴史的な資料を密度の高い空間で展示していますが、ウドバー・ハジー・センターは巨大な格納庫を備えており、スペースシャトルや大型旅客機など、物理的に本館に入り切らないサイズの機体を実物大で展示することに特化しています。

どのような機体が展示されていますか?

スペースシャトル・ディスカバリーをはじめ、エノラ・ゲイ、SR-71 ブラックバードコンコルド、ボーイング367-80など、軍用機から民間機、宇宙船まで多岐にわたる約200機の航空宇宙機が展示されています。

修復作業を見ることはできますか?

はい。施設内の修復格納庫には観察用の窓が設けられており、スミソニアンの専門家が航空機や宇宙船を保存・修復している様子を間近で見学することが可能です。

空港から直接飛行機が入ってくるというのは本当ですか?

本当です。施設はダレス国際空港の滑走路と専用の誘導路で結ばれているため、大型機であっても分解せずに直接館内へ搬入できるという非常に珍しい構造になっています。

今後の拡張計画はありますか?

はい。2025年に承認された計画により、2028年までに展示スペースを20%拡大することが予定されています。これにより、修復済みのB-17「Flak-Bait」や新しく導入された「Shoo Shoo Shoo Baby」などのさらなる展示が可能になります。

References

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📸 フォトギャラリー

The exterior of the Udvar-Hazy center in 2024.
Main exhibition display area