Easter Island or Rapa Nui and Salas y Gómez Island, Chile, its territorial waters and extended continental shelf.[15] Exclusive Economic Zone and Continental Shelf Extended Continental Shelf
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サラス・イ・ゴメス島太平洋に浮かぶ絶海の孤島と海洋保護区

🗓 2026年8月12日

太平洋の広大な海域に、人の住まない小さな岩礁の島が存在します。それがチリ領のサラス・イ・ゴメス島(Isla Salas y Gómez)です。この島は、その極端な遠隔地であることと限られた面積から、人類の手がほとんど及んでいない貴重な自然環境を維持しています。ポリネシア文化圏の最東端に位置するとも言われるこの島は、現在では広大な海洋保護区の中心地として、地球上の生物多様性を守る重要な役割を担っています。

主要な事実(Key Facts)

  • 所在地:太平洋上(チリ共和国 バルパライソ州 イースター島県)
  • 面積:約0.15平方キロメートル(15ヘクタール)
  • 人口:0人(無人島)
  • 最高地点:海抜30メートル
  • 保護状況:自然保護区および「サラス・イ・ゴメス海洋公園」に指定
  • 生態的特徴:多数の海鳥の繁殖地であり、希少な海洋生物が分布

地理的特徴と過酷な環境

サラス・イ・ゴメス島は、北側で幅約30メートルの狭い地峡によって結ばれた2つの岩礁から構成されています。東側の岩礁(11ヘクタール)と西側の岩礁(4ヘクタール)を合わせて、全長は約770メートルに及びます。島の最高地点は東側岩礁の南端にある海抜30メートルの崖の上に位置しています。

地形のほとんどが切り立った崖であるため、波が穏やかな時以外は上陸が極めて困難です。また、島全体に海水が降り注ぎ、海岸線には多くのタイドプール(潮だまり)が点在しています。淡水の恒久的な水源はありませんが、東側の岩礁にある窪地に雨水が溜まることがあり、これが島を訪れる海鳥たちの貴重な生存基盤となっています。

Easter Island or Rapa Nui and Salas y Gómez Island, Chile, its territorial waters and extended continental shelf.[15] Exclusive Economic Zone and Continental Shelf Extended Continental Shelf

この平坦な砂地の一部は、ヘリコプターが着陸できる唯一の場所となっており、現在はチリ海軍によって設置された自動ビーコンや津波警報システムが運用されています。

View of Salas y Gómez in April 1999

歴史と名称の由来

この島にはラパ・ヌイ語で「モトゥ・モティロ・ヒバ(Motu Motiro Hiva)」という名称があり、「ヒバへ向かう途中の(鳥の)小島」を意味します。「ヒバ」とはポリネシア人の神話的な故郷を指し、この名称から、かつてのポリネシア人がこの島の存在を認識していたことが伺えます。伝統によれば、イースター島の住民が鳥の雛や卵を採取するために時折訪れていたと伝えられています。

現在の名称は、1805年に島を詳細に調査したスペイン人の航海士、ホセ・サラス・バルデスとホセ・マヌエル・ゴメスに由来しています。ヨーロッパ人による最初の視認は1793年であり、その後も散発的な訪問記録が残っています。1888年にチリが領有権を主張し、現在はチリ海軍の管理下にあります。

地質学的背景と生態系

地質学的には、海底から約3,500メートルもそびえ立つ巨大な火山の一部が海面に現れたものです。この島は「サラス・イ・ゴメス海嶺」という海底山脈の一部であり、西にあるイースター島と共に、この海嶺が海面上に露出している数少ない地点です。ナスカプレートがホットスポット上を移動することで形成された火山列の4番目に若い山であると考えられています。

植物と動物の多様性

島上の植生は極めて乏しく、森林は存在しません。確認されている陸上植物はわずか4種で、その中には高地の保護されたエリアにのみ自生するシダ類(Asplenium obtusatum)が含まれます。

一方で、動物相、特に海鳥にとってはこの島は重要な繁殖地です。1985年の調査では、クロアホウドリやカツオドリなど、約12種の海鳥が利用していることが記録されています。また、周辺海域には多様なサンゴ礁魚類やサメが生息しており、ザトウクジラやミナミシロイルカなどの大型鯨類の繁殖地である可能性も研究されています。

海洋保護区としての取り組み

2010年10月6日、チリ政府は島周辺の150,000平方キロメートルを「サラス・イ・ゴメス海洋公園(Parque Marino Salas y Gómez)」に指定しました。この決定は、WWF(世界自然保護基金)やナショナルジオグラフィック、オセアナなどの団体による科学的調査と提言に基づいたものです。この広大な保護区は、深海サンゴや多様な海洋生物の生息地を守るための「採取禁止区域」として運用されており、地球規模での生物多様性保全に寄与しています。

項目 詳細内容
行政区分 チリ共和国 バルパライソ州
地理的座標 南緯26度28分20秒、西経105度21分45秒
総面積 約0.15 km²
主要な野生動物 海鳥(クロアホウドリ等)、海洋哺乳類、サンゴ礁魚類
保護区名称 サラス・イ・ゴメス海洋公園(モトゥ・モティロ・ヒバ海洋公園)

Frequently Asked Questions

サラス・イ・ゴメス島に人は住んでいますか?

いいえ、この島は完全に無人島です。極めて小さく、上陸が困難なため、恒久的な居住者は存在しません。

なぜこの島が「ポリネシアの最東端」と言われるのですか?

ラパ・ヌイ(イースター島)の人々が古くからこの島を認識し、名称を付けていた歴史的背景があるため、文化的にポリネシア圏に含まれると考えられた場合、地理的に最も東に位置することになります。

島に飲み水はありますか?

恒久的な淡水源はありませんが、東側の岩礁にある窪地に雨水が溜まることがあり、それが海鳥たちの生存を支えています。

海洋保護区ではどのようなことが行われていますか?

「サラス・イ・ゴメス海洋公園」として、資源の採取が禁止されています。深海サンゴや希少な海洋生物の保護、および生態系の研究が行われています。

島への上陸は可能ですか?

海岸線のほとんどが崖であるため、非常に困難です。波が極めて穏やかな条件下でなければ上陸できず、現在はヘリコプターによるアクセスが現実的な手段となっています。

References

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📸 フォトギャラリー

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View of Salas y Gómez in April 1999