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ISO/TC 46情報とドキュメンテーションの国際標準化を担う技術委員会

🗓 2026年8月13日

現代の情報社会において、膨大なデータをどのように整理し、保存し、そして共有するかという課題は極めて重要です。この領域における世界的なルール作りを担っているのが、国際標準化機構(ISO)の技術委員会であるISO/TC 46です。本委員会は、情報、索引付け、およびドキュメンテーションに関する標準化を専門としています。

ISO/TC 46の活動範囲は非常に幅広く、図書館や情報センターの運営、出版、アーカイブ(公文書館)の管理、レコード管理(記録管理)、さらには博物館のドキュメンテーションや索引・抄録サービス、情報科学全般にわたる実務の標準化を目的としています。

Key Facts

  • 役割:情報、索引、ドキュメンテーションに関する国際標準の策定。
  • 対象範囲:図書館、アーカイブ、出版、博物館、情報科学など多岐にわたる。
  • 現在のリーダーシップ:2022年よりフランスのGrégory Miura氏が議長を務める。
  • 組織構造:専門分野ごとに分かれた複数の小委員会(SC)によって実務が遂行される。

委員会のリーダーシップと変遷

ISO/TC 46の議長職は、長年にわたりフランスの専門家が務めてきました。2022年からはGrégory Miura氏が就任し、委員会の舵取りを行っています。

それ以前の体制を振り返ると、2018年から2022年まではGaëlle Béquet氏が議長を務めました。Béquet氏は2014年から2017年までの任期を含め、2期にわたってリーダーシップを発揮しています。また、2008年から2014年まではFrançoise Pellé氏がその役割を担っていました。

専門的な活動を支える小委員会(SC)

ISO/TC 46の具体的な標準化作業は、特定の専門領域に特化した小委員会(Subcommittee: SC)によって進められています。これにより、高度に専門的な要件を詳細に定義することが可能となっています。

現在、活動している主な小委員会には、システムの相互運用性を追求するSC 4や、統計およびパフォーマンス評価を扱うSC 8、識別と記述を専門とするSC 9、文書の保存条件や要件を定めるSC 10、そしてアーカイブとレコード管理を担うSC 11などがあります。

一方で、かつては記述言語の変換(SC 2)、情報・ドキュメンテーションの用語(SC 3)、多言語シソーラス(概念体系)と索引実務(SC 5)、書誌データ要素(SC 6)、出版物の提示方法(SC 7)などの小委員会が存在していましたが、現在は活動停止(Inactive)となっています。

ISO/TC 46 小委員会の構成一覧

以下に、ISO/TC 46に属する小委員会の役割と現在のステータスをまとめます。

ISO/TC 46 小委員会(SC)一覧
小委員会番号 担当領域 ステータス
SC 2 記述言語の変換 活動停止
SC 3 情報およびドキュメンテーションの用語 活動停止
SC 4 技術的相互運用性 活動中
SC 5 単一言語・多言語シソーラスおよび索引実務 活動停止
SC 6 手動および機械システムの書誌データ要素 活動停止
SC 7 出版物の提示 活動停止
SC 8 品質・統計およびパフォーマンス評価 活動中
SC 9 識別および記述 活動中
SC 10 文書保存の要件および保存条件 活動中
SC 11 アーカイブ/レコード管理 活動中

Frequently Asked Questions

ISO/TC 46とは具体的にどのような組織ですか?

国際標準化機構(ISO)内に設置された技術委員会で、図書館、アーカイブ、出版、情報科学などの分野における実務的な標準化を推進する組織です。

どのような分野の標準化を行っているのですか?

情報の識別や記述、文書の保存条件、レコード管理、システムの相互運用性、およびパフォーマンス評価など、情報のライフサイクル全般に関わる標準化をカバーしています。

現在、誰がこの委員会を率いていますか?

2022年より、フランスのGrégory Miura氏が議長を務めています。

すべての小委員会が現在も活動しているのでしょうか?

いいえ。例えば、記述言語の変換(SC 2)や出版物の提示(SC 7)など、いくつかの小委員会は現在は活動停止状態にあります。

この委員会の活動はどのようなメリットがありますか?

世界共通の標準が策定されることで、異なる国や組織間での情報の相互運用性が高まり、効率的な文書管理やアーカイブの保存が可能になります。

References

  1. "ISO/TC 46 - Information and documentation". ISO. Retrieved 2021-04-14.
  2. Technical Management Board Resolution 98/2022, adopted by correspondence on 2022-11-29, in Resolutions Adopted by the Technical Management Board in 2022
  3. ISO. "Resolutions Adopted by the Technical Management Board in 2018" (PDF). Japanese Standards Association Group. Archived (PDF) from the original on Jan 21, 2024.
  4. Hartnett, Eric (Feb 5, 2014). "NISO Newsline February 2014 - Electronic Resource Announcements". TAMU Library Wikis. Archived from the original on 2021-04-16. Retrieved 2021-04-16.