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中間組成火成岩二酸化ケイ素安山岩閃緑岩

中間組成岩とは:火成岩の化学的特性と分類

🗓 2026年8月10日

地球の地殻を構成する火成岩は、その化学成分によって大きくいくつかに分類されます。その中でも中間組成(Intermediate composition)とは、成分的に「フェルシック(珪長質)」と「マフィック(苦鉄質)」という2つの極端な性質の中間に位置する岩石のことを指します。

この分類において最も重要な指標となるのが、二酸化ケイ素(SiO2)の含有量です。一般的に、重量比で約52%から63%のSiO2を含む岩石が中間組成に該当します。なお、この「中間組成」という言葉は便宜上の分類であり、IUGS(国際地質科学連合)によって正式に定義された用語ではない点に注意が必要です。

Key Facts

  • 化学的定義:二酸化ケイ素(SiO2)の含有量が52~63 wt%の範囲にあること。
  • 位置付け:マフィック(苦鉄質)とフェルシック(珪長質)の中間に位置する。
  • 代表的な火山岩:安山岩や粗面安山岩が挙げられる。
  • 代表的な深成岩:閃緑岩や花崗閃緑岩が挙げられる。

岩石の生成環境による分類

中間組成を持つ岩石は、マグマがどこで冷却・固化したかによって、火山岩(噴出岩)と深成岩(貫入岩)の2つの形態に分かれます。

火山岩(地表付近で急冷したもの)

地表やその付近で急速に冷却されて形成される岩石です。代表的なものに、日本などの火山帯でよく見られる安山岩や、それに近い組成を持つ粗面安山岩があります。

深成岩(地下深くで徐冷したもの)

地下深くで時間をかけてゆっくりと冷却され、結晶が大きく成長した岩石です。閃緑岩や、より珪長質に近い花崗閃緑岩などがこのカテゴリーに含まれます。

火成岩の組成比較まとめ

火成岩はSiO2の含有量によって、超苦鉄質から珪長質まで段階的に分類されます。中間組成がどのような位置にあるのか、以下の表で確認してください。

SiO2含有量に基づく火成岩の分類
組成タイプ SiO2含有量 代表的な火山岩 代表的な深成岩
超苦鉄質 (Ultramafic) 45%未満 コマタイアイト、キンバーライト かんらん岩
苦鉄質 (Mafic) 45~52% 玄武岩 斑れい岩
中間組成 (Intermediate) 52~63% 安山岩、粗面安山岩 閃緑岩、花崗閃緑岩
珪長質 (Felsic) 63%超 流紋岩 花崗岩

Frequently Asked Questions

中間組成の岩石を定義する主な成分は何ですか?

主に二酸化ケイ素(SiO2)の重量パーセントで定義されます。具体的には52%から63%の範囲にあるものが中間組成とみなされます。

安山岩と閃緑岩の違いは何ですか?

どちらも中間組成の岩石ですが、形成場所が異なります。安山岩は地表付近で急冷してできた火山岩であり、閃緑岩は地下深くでゆっくりと固まった深成岩です。

「中間組成」は地質学の正式な用語ですか?

いいえ、IUGS(国際地質科学連合)によって正式に認められた用語ではありませんが、岩石の化学的特性を説明する際に一般的に使用されています。

マフィック(苦鉄質)とフェルシック(珪長質)とは何のことですか?

マフィックは鉄やマグネシウムに富みSiO2が少ない組成を指し、フェルシックはシリカ(SiO2)に富み鉄やマグネシウムが少ない組成を指します。中間組成はその中間に位置します。

References

  1. Mcnair, B. (2024-01-28). "Intermediate Rock Composition and Examples". Geology Base. Archived from the original on 2024-02-26. Retrieved 2026-06-08.