Dexys Midnight Runners in Zürich in 1982.
← ホームへ戻る

Dexys Midnight Runnersの軌跡ソウルとフォークを融合させた唯一無二の音楽旅

🗓 2026年8月15日

イギリスのバーミンガムで産声を上げたDexys Midnight Runners(デクシーズ・ミッドナイト・ランナーズ)は、ポップロック、ニューウェーブ、そしてブルーアイド・ソウル(白人によるソウルミュージック)やケルティック・フォークを自在にミックスした独自のスタイルで知られるバンドです。リーダーであるケビン・ローランドを中心に、時代ごとにメンバーを刷新しながら、音楽的な探求を続けてきました。

Key Facts

  • 代表曲:世界的なヒットを記録した「Come On Eileen」で知られる。
  • 音楽性:ソウル、フォーク、ニューウェーブを融合させた多才なジャンル展開。
  • 活動期間:1978年から1986年まで、そして2003年から現在まで活動。
  • 受賞歴:1983年のブリット・アワードにて「Come On Eileen」で最優秀ブリティッシュ・シングル賞を受賞。
  • 最新動向:2026年にはオリジナル名義での新アルバム『Love』のリリースを予定。

変遷するバンド形態と音楽的進化

初期の衝動と躍進(Mark I & II)

1978年に結成されたバンドは、初期(Mark I)においてソウルフルなアプローチを追求し、1980年には『Searching for the Young Soul Rebels』をリリースしました。その後、メンバー構成を大きく変えたMark II期に入ると、ケルティックな要素を強めた『Too-Rye-Ay』を発表。このアルバムに収録された「Come On Eileen」が爆発的なヒットとなり、彼らは世界的なスターダムにのし上がりました。

Dexys Midnight Runners in Zürich in 1982.

成熟と解散、そして空白の期間(Mark III)

Mark III期ではさらなるメンバー交代を経て、1985年に『Don't Stand Me Down』をリリースしましたが、その後バンドは解散。リーダーのケビン・ローランドはソロ活動へと転向し、2002年までDexysとしての再結成は叶いませんでした。

再始動から現代へ:Dexysの復活

2000年代の再集結と新展開

2003年、ベストアルバム『Let's Make This Precious: The Best of Dexys Midnight Runners』のリリースと共に活動を再開。ライブDVD『It Was Like This – Live』(後に『At the Royal Court, Liverpool』として再編)などを通じて、再びステージへと戻ってきました。

「Dexys」としての深化と最新作

2011年からは名称をシンプルに「Dexys」とし、女性ボーカリストのマデリン・ハイランドを迎えて『One Day I'm Going to Soar』(2012年)や、アイリッシュ・カントリーソウルを追求した『Let the Record Show』(2016年)を発表しました。2023年には『The Feminine Divine』をリリースし、2024年にはグラストンベリーなどのフェスティバルに出演して高い評価を得ています。

さらに2026年には、1985年以来となるオリジナル名義「Dexys Midnight Runners」として、アルバム『Love』のリリースとツアーが予定されており、これが彼らの音楽旅の「最終章」となる可能性が示唆されています。

ディスコグラフィー概要

スタジオアルバム一覧
リリース年 アルバムタイトル 主な特徴・方向性
1980 Searching for the Young Soul Rebels 初期のソウルフルなアプローチ
1982 Too-Rye-Ay ケルティック・フォークの導入と世界的ヒット
1985 Don't Stand Me Down 解散前の成熟した作品
2012 One Day I'm Going to Soar 再始動後の新章
2016 Let the Record Show: Dexys Do Irish and Country Soul アイリッシュ&カントリーソウルの探求
2023 The Feminine Divine 近年の精神的な深化
2026 Love オリジナル名義での最新作(予定)

Frequently Asked Questions

Dexys Midnight Runnersの最も有名な曲は何ですか?

1982年のアルバム『Too-Rye-Ay』に収録され、1983年のブリット・アワードを受賞した「Come On Eileen」が世界的に最も知られています。

バンドのメンバーは頻繁に変わったのですか?

はい。リーダーのケビン・ローランドを中心に、時代(Mark IからIVまで)ごとにメンバー構成を大きく変更しており、その都度音楽的な方向性も変化させてきました。

「Dexys」と「Dexys Midnight Runners」の違いは何ですか?

基本的には同じグループですが、2011年頃から名称を短縮して「Dexys」として活動していました。2026年の新アルバム『Love』からは再びオリジナル名義の「Dexys Midnight Runners」に戻ることが発表されています。

最新の活動状況はどうなっていますか?

2024年にはグラストンベリーなどのフェスティバルに出演し、2026年には新アルバム『Love』のリリースとイギリス・アイルランドツアーを予定しています。

References

  1. Graff, Gary (28 August 1986). "The Second British Invasion: New wave now an old ripple". . Archived from the original on 24 February 2021. Retrieved 1 May 2019.
  2. Chiu, David (10 July 2015). "Goodbye Is Forever: Duran Duran, Live Aid & the End of the Second British Invasion". . Archived from the original on 10 January 2017. Retrieved 15 January 2017.
  3. Gimarc, George (2005) Punk Diary: The Ultimate Trainspotter's Guide to Underground Rock 1970–1982, Backbeat Books,  
  4. Simpson, Dave (16 October 2014). "'We were always hard workers': Kevin Rowland and Big Jim Paterson on their favourite Dexys songs". . Archived from the original on 8 November 2020. Retrieved 24 January 2016.
  5. "Dexys Biography". dexysonline.com. Archived from the original on 18 March 2016. Retrieved 29 January 2016.
  6. Wilde, Jon (9 November 2012). "Kevin Rowland: Classic Interview (from 1999)". Sabotage Times. Archived from the original on 1 February 2016. Retrieved 24 January 2016.
  7. Kinney, Fergal (26 October 2014). "Dexy's: Nowhere is Home – Kevin Rowland and Jim Paterson in depth interview". Louder Than War. Archived from the original on 15 April 2016. Retrieved 1 April 2016.
  8. Reynolds, Simon (2005) Rip It Up and Start Again: Postpunk 1978–1984, Faber & Faber,  , p. 293–296
  9. , 10 May 1980
  10. Kevin Archer, Liner notes to Searching for the Young Soul Rebels (2000)