ハリウッドの黄金時代において、強烈な存在感を放つキャラクター役で観客を魅了した女優がバーバラ・オニールです。彼女は映画『風と共に去りぬ』への出演や、アカデミー賞へのノミネートなど、華々しいキャリアを築きました。舞台と映画の両方で才能を発揮した彼女の人生と、その芸術的な歩みを振り返ります。
Key Facts
- 代表作: 映画『風と共に去りぬ』でエレン・オハラ役を演じた。
- 最高栄誉: 『このすべて、そして天国までも』でアカデミー助演女優賞にノミネート。
- キャリアの幅: ブロードウェイの舞台からハリウッド映画まで幅広く活動。
- 出自: ミズーリ州セントルイス生まれで、ヨーロッパでの生活経験を持つ。
知的な背景と演劇への第一歩
バーバラ・オニールは1910年、ミズーリ州セントルイスに生まれました。父親のデヴィッド・オニールは詩人であり、材木業の有力者(ランバー・バロン)という顔を持つ人物でした。また、母親のバーバラ・ブラックマン・オニールは、社会的な地位を持つ社交界の名士であり、女性参政権を求める活動家(サフラジスト)としても知られていました。さらに、母方の祖母であるキャリー・ホートン・ブラックマンは成功した肖像画家であり、芸術的な環境の中で育ったことが伺えます。
幼少期の多くをヨーロッパで過ごした彼女は、その後サラ・ローレンス大学を卒業しました。演劇への道は、イェール大学演劇学校での学びから始まり、ジョージ・ピアース・ベイカー教授の推薦を受けて、ケープコッドのウエストファルマスにあるサマーストック(夏季限定の劇団)「ユニバーシティ・プレイヤーズ」に抜擢されました。ここでの経験が彼女のプロとしてのキャリアの礎となりました。
舞台からスクリーンへ:輝かしいキャリア
1932年、キャリー・ネイションを題材にした演劇でブロードウェイデビューを果たしたオニールは、その後も舞台で活躍し続けました。1954年には『ある婦人の肖像』の舞台版でマダム・セリーナ・マール役を創出するなど、確かな演技力を証明しました。
映画界へのデビューは1937年の『ステラ・ダラス』でしたが、世界的な注目を集めたのは1939年の名作『風と共に去りぬ』への出演です。彼女は主人公スカーレットの母、エレン・オハラ役を演じましたが、実際には演じた娘役のヴィヴィアン・リーとわずか3歳しか年が離れていなかったという逸話が残っています。

翌1940年には、『このすべて、そして天つまでも』において、嫉妬深く支配的な性格のプラズラン公爵夫人役を熱演。この卓越した演技が評価され、アカデミー助演女優賞にノミネートされるという快挙を成し遂げました。
後年の活動と多様な役どころ
その後も、オットー・プレミンジャー監督作品の『渦巻く情欲(Whirlpool)』や『エンジェル・フェイス』に出演し、複雑な人間ドラマを彩りました。また、1959年のオードリー・ヘプバーン主演作『尼さんの物語』に出演するなど、1970年まで断続的に活動を続けました。
バーバラ・オニールのプロフィールまとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 1910年7月17日 |
| 没年月日 | 1980年9月3日(70歳没) |
| 出身地 | アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス |
| 主な活動期間 | 1937年〜1959年、1970年 |
| 主な受賞・ノミネート | アカデミー助演女優賞ノミネート(1940年) |
人生の終焉
私生活では、かつての劇団仲間であったジョシュア・ローガンと1940年に結婚しましたが、1942年に離婚し、その後は再婚することなく自身のキャリアと人生を歩みました。1980年9月3日、コネチカット州コスコブの自宅にて心臓麻痺により70歳でこの世を去りました。
Frequently Asked Questions
バーバラ・オニールの最も有名な映画作品は何ですか?
世界的な名作『風と共に去りぬ』で、主人公スカーレットの母親であるエレン・オハラ役を演じたことで広く知られています。
アカデミー賞にノミネートされた作品と役柄を教えてください。
1940年の映画『このすべて、そして天つまでも』で、支配的で嫉妬深いプラズラン公爵夫人役を演じ、助演女優賞にノミネートされました。
彼女は映画以外にどのような活動をしていましたか?
ブロードウェイの舞台女優としても非常に活躍しており、1932年のデビュー以来、多くの演劇作品に出演していました。
『風と共に去りぬ』での配役について、意外なエピソードはありますか?
劇中では母親役を演じましたが、実際には娘役を演じたヴィヴィアン・リーよりもわずか3歳年上だったという点です。
彼女の家族背景にはどのような特徴がありましたか?
父親は詩人であり材木業の有力者、母親は社交界の名士で女性参政権活動家であり、また祖母に肖像画家がいたりと、非常に芸術的かつ進歩的な家庭環境で育ちました。
References
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