A collection of service numbers from a United States Air Force officer's service record. From left to right (top to bottom): A Regular Air Force officer number, an Army Air Forces Reserve officer number, a Regular Army (Air Corps) officer number, and a Regular Army enlisted number.
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アメリカ空軍サービス番号の歴史と体系

🗓 2026年8月8日

アメリカ空軍USAF)が独立した軍種として誕生した後、1948年の春に導入されたのがサービス番号(Service Number)という個人識別システムです。これは、膨大な数の隊員を効率的に管理するための仕組みであり、1969年に社会保障番号(SSN)へ移行されるまで、空軍のアイデンティティを象徴する重要な番号として運用されました。

主要な事実(Key Facts)

  • 導入時期:1948年春(空軍創設から約半年後)に正式導入。
  • 廃止時期:1969年7月1日に廃止され、社会保障番号に統合。
  • 重複回避:陸軍との番号重複を避けるため、特定の数値範囲が意図的に除外されていた。
  • 構成:将校用と兵( enlisted)用で体系が異なり、兵用には地域を示す地理コードが含まれていた。
  • 識別子:時代に応じて、属性を示す接頭辞(Prefix)や接尾辞(Suffix)が活用された。

将校用サービス番号の構造

将校の番号体系は、その身分や任命時期によって厳格に区分されていました。初期の1から19,999までの番号は、陸軍航空軍から空軍へ転属した正規将校に割り当てられ、最も先任の将校であるジョセフ・T・マクナーニーが「1A」を付与されました。

その後、20,000から99,999までの範囲が正規将校向けに設定され、1969年の制度廃止まで使用されました。一方で、陸軍将校との重複を避けるため、100,000から1,799,999までの範囲は原則として使用されず、この番号を持つのは陸軍航空軍時代に任命を受けた将校のみでした。

また、空軍予備役の元将校には1,800,000から1,999,999が、正規空軍以外の将校(OTRAF)には3,000,000番台が時系列で割り当てられました。なお、空軍士官学校の候補生には、在学中のみ有効な「K」付きの特殊番号(1〜約7,000)が運用されていました。

A collection of service numbers from a United States Air Force officer's service record. From left to right (top to bottom): A Regular Air Force officer number, an Army Air Forces Reserve officer number, a Regular Army (Air Corps) officer number, and a Regular Army enlisted number.

兵(Enlisted)用サービス番号と地理コード

兵のサービス番号は陸軍の体系をほぼ踏襲しており、特に米国内で入隊した正規空軍隊員(11,000,000〜19,000,000番台)には、地理コードが導入されていました。番号の最初の2桁が入隊した地域を示し、続く6桁が個人の識別番号となる仕組みです。

例えば、番号が「12 345 678」であれば、「12」が地域コードを意味します。このシステムでは、陸軍ですでに使用済みの番号を避けるため、各地域コードの最初の20万番は発行されませんでした。また、海外の募集所から入隊した正規隊員には10,000,000番台が割り当てられました。

その他の区分として、空軍州兵には20,000,000番台、徴兵された隊員には50,000,000番台(1948年〜1966年)が使用されました。1966年から1969年までの最終期間には60,000,000番台が運用されました。なお、第二次世界大戦中の陸軍航空軍から転属した隊員の中には、30,000,000や40,000,000番台の番号を保持し続けたケースもありました。

Final distribution of Air Force officer and enlisted service numbers

識別コード(接頭辞と接尾辞)の変遷

空軍は、隊員の属性を迅速に判別するためにアルファベットのコードを用いていました。初期には将校向けに接尾辞(Suffix)が導入され、「A」は男性正規将校、「W」は女性正規将校、「E」や「H」は准尉(男性・女性)を指していました。

1950年代半ばになると、接尾辞に代わり接頭辞(Prefix)が導入されました。当初は「AF」(男性兵)や「AO」(予備役将校)などが使われていましたが、1965年には以下のように標準化されました。

  • FR:正規空軍(将校・准尉・兵)
  • FV:空軍予備役(将校・准尉・兵)
  • FG:空軍州兵(将校・准尉・兵)
  • FT:配属先未定の将校および准尉

この「FR」という表記は非常に定着し、1969年に社会保障番号へ移行した後も、慣習的にSSNの前に付記されることがありました。

地域別コード一覧

以下は、正規空軍および徴兵隊員に割り当てられていた主要な州別地理コードのまとめです。

州別地理コード対応表
州名 正規空軍コード 徴兵コード
カリフォルニア州 19 56
ニューヨーク州 12 51
テキサス州 18 54
フロリダ州 14 53
イリノイ州 16 55
ペンシルベニア州 13 52

著名なサービス番号の例

歴史的に重要な人物にも、当時の体系に基づいた番号が割り当てられていました。

  • 4A:ホイト・ヴァンデンバーグ
  • 26A:カーティス・ルメイ
  • FR1206:ベンジャミン・O・デイヴィス・ジュニア
  • AF26 230 638:ジョージ・W・ブッシュ

Frequently Asked Questions

なぜ1969年にサービス番号が廃止されたのですか?

管理の効率化のため、軍独自の番号ではなく、全米共通の個人識別番号である社会保障番号(Social Security Number)に一本化されました。

陸軍の番号と重複しないようにどのような対策が取られていましたか?

特定の数値範囲(例:将校の10万〜179万番台や、兵の900万番台など)を意図的に使用しない設定にすることで、陸軍との重複を回避していました。

地理コード」とは具体的に何を意味していましたか?

兵のサービス番号の最初の2桁で、その隊員がどこの地域の募集所から入隊したか、あるいはどこで徴兵されたかを示すコードです。

接頭辞の「FR」にはどのような意味がありますか?

1965年の標準化以降、「FR」はRegular Air Force(正規空軍)に所属する将校、准尉、および兵であることを示す識別コードとして使用されました。

空軍士官学校の候補生に割り当てられた番号は正規の番号でしたか?

いいえ。候補生に割り当てられた「K」付きの番号は、在学中のみに使用される特殊な範囲の番号であり、正規のサービス番号体系には含まれていませんでした。

References

  1. , TRF ORDER 1, 26 September 1947
  2. , Military Operations Branch, "Service number index and registry of retired, deceased, and discharged military personnel" (2007)

📸 フォトギャラリー

A collection of service numbers from a United States Air Force officer's service record. From left to right (top to bottom): A Regular Air Force officer number, an Army Air Forces Reserve officer number, a Regular Army (Air Corps) officer number, and a Regular Army enlisted number.
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