セントジョンズ大学法科大学院:全米唯一の破産法LL.M.を擁する名門校
ニューヨーク州クイーンズ区ジャマイカに位置するセントジョンズ大学法科大学院は、1925年の創立以来、1世紀にわたり法曹界をリードしてきた私立のカトリック系法科大学院です。本校は、法務博士(JD)だけでなく、専門性の高い法学修士(LL.M.)課程を提供しており、これまで15,000人以上の卒業生が全米および世界各地で活躍しています。
Key Facts
- 全米唯一のプログラム: 破産法に特化したLL.M.課程を提供している唯一の法科大学院。
- 高い合格率: ニューヨーク州の法科大学院の中でも、初受験者の司法試験合格率で常に上位(4〜7位)にランクイン。
- 強力なネットワーク: 政治、司法、エンターテインメントなど多岐にわたる分野に著名な卒業生を輩出。
- 最新ランキング: 2025年のU.S. News & World Reportにおいて全米63位(タイ)に位置。
専門性の高い教育カリキュラム
全米唯一の破産法LL.M.課程
本校の最大の特徴は、全米で唯一提供されている破産法LL.M.プログラムです。この30単位の課程では、6単位の論文執筆が義務付けられており、チャプター11に基づく再建、破産法における詐欺・倫理・過失、税法、管轄権、手続き、消費者破産など、20以上の専門科目から学べます。講師陣には法学教授だけでなく、連邦破産裁判所の判事や現役の弁護士が名を連ねており、実務に即した高度な教育を実現しています。本プログラムはニューヨーク州教育省およびアメリカ法曹協会(ABA)の認定を受けています。
実践的なトレーニングと研究
理論だけでなく実践的なスキル習得にも注力しており、「フランク・S・ポレスティーノ裁判弁論研究所(PTAI)」による模擬裁判プログラムを展開しています。また、法学研究の成果を世に送り出すため、多くの学術誌(Law Review)を刊行しており、破産法やカトリック法学、民権、国際法など幅広い分野をカバーしています。
コンラッド・B・デュバースタイン模擬裁判競技会
毎年開催されるこの競技会は、アメリカ破産法研究所(ABI)と共同で運営される全米唯一の破産法に特化した模擬裁判大会です。卒業生であり元ABI理事のコンラッド・B・デュバースタイン元首席判事にちなんで名付けられました。約60チームが参加する国内最大規模の単一会場アペレート(上訴)競技会であり、予選は実務家が、決勝ラウンドは全米から集まったニューヨーク地域の破産裁判所判事が審査を務めます。
入学基準と司法試験の実績
2023年度の入学選考では、出願者の41.48%が合格し、そのうち26.50%が入学しました。合格者の平均LSATスコアは162、学部時代の平均GPAは3.71となっており、非常に競争率の高い環境です。
司法試験(Bar Exam)における実績は極めて優秀です。2023年の初受験者の合格率は87.10%に達しました。過去のデータを見ても、ニューヨーク州内の15の法科大学院の中で常にトップクラスの合格率を維持しており、州平均を大きく上回る傾向にあります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 創立年 | 1925年 |
| 学生数 | 798名 |
| 常勤教員数 | 43名 |
| 2023年司法試験合格率(初受験) | 87.10% |
| 2025年USNWRランキング | 63位(タイ) |
| 所在地 | ニューヨーク州ジャマイカ |
社会への影響力:著名な卒業生
本校の卒業生は、政府、司法、文化、スポーツなど、社会のあらゆるリーダー層に浸透しています。
政治・政府機関
ニューヨーク州知事を務めたヒュー・ケアリー氏やマリオ・クオモ氏をはじめ、多くの政治家を輩出しています。


また、連邦下院議員のチャールズ・ランゲル氏や、クイーンズ区地方検事のメリンダ・カッツ氏など、地域社会と国家レベルの両方で影響力を持つ人物が多数存在します。


司法・法執行機関
裁判官としての実績も顕著であり、ニューヨーク州最高裁判所(Court of Appeals)のジャネット・ディフィオーレ首席判事や、元判事のカルメン・ボーシャン・シパリック氏などが挙げられます。また、ニューヨーク市警察(NYPD)の元コミッショナーであるレイモンド・W・ケリー氏も本校の出身です。


連邦裁判所においても、ジェイコブ・H・ギルバート氏のような多方面で活躍した人物や、ナンシー・J・ウェープルズ氏のような州最高裁判事が輩出されています。


メディア・スポーツ・その他
エンターテインメント業界では、エミー賞受賞脚本家のテレンス・ウィンター氏や俳優のマイケル・トゥッチ氏が活躍しています。スポーツ界では、メジャーリーグの投手であったサム・ナヘム氏などの名前が見られます。また、軍事分野ではヴィンセント・W・ランナ少将のような高官も輩出しています。


Frequently Asked Questions
セントジョンズ大学法科大学院の最大の特徴は何ですか?
全米で唯一、破産法に特化した法学修士(LL.M.)プログラムを提供している点です。実務家や判事から直接学べる体制が整っており、破産法分野における全米トップクラスの教育環境を誇ります。
司法試験の合格率はどのくらいですか?
2023年の初受験者の合格率は87.10%です。例年、ニューヨーク州内の法科大学院の中で上位4位から7位にランクインしており、非常に高い合格実績を維持しています。
入学するための平均的な成績はどの程度必要ですか?
2023年度の入学者データに基づくと、平均LSATスコアは162、学部時代の平均GPAは3.71となっています。競争率が高いため、高い学業成績と試験スコアが求められます。
卒業後の就職状況はどうなっていますか?
2018年のデータでは、卒業後10ヶ月以内に82.3%の卒業生が、JD(法務博士)学位を必要とするフルタイムかつ長期的な雇用を得ています。アンダーエンプロイメント(不完全雇用)率は7.1%と低い水準にあります。
どのような学位を取得できますか?
法務博士(Juris Doctor / JD)のほか、破産法および米国研究(U.S. Studies)の法学修士(Master of Laws / LL.M.)の学位を授与しています。
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