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『お願い、デイジーを食べないで』1960年版映画の魅力とあらすじ

🗓 2026年8月15日

1960年に公開されたお願い、デイジーを食べないで(原題: Please Don't Eat the Daisies)は、ドリス・デイとデヴィッド・ニーヴンという黄金期のスターが共演したアメリカ映画です。メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)が配給し、シネマスコープとメトロカラーで描かれた本作は、家族の絆と都会的な虚栄心をユーモラスに描き出しました。

物語のベースとなっているのは、ジーン・カーが1957年に発表した同名のユーモアエッセイ集です。映画化にあたり、著者の意向で家族のプライバシーを守るため、多くの設定がフィクションとして再構成されました。

Key Facts

  • 主演:ドリス・デイデヴィッド・ニーヴン
  • 監督:チャールズ・ウォルターズ
  • 公開日:1960年3月31日(ラジオシティ・ミュージックホールにて)
  • 興行成績:予算177万5,000ドルに対し、世界興行収入705万ドルを記録
  • 原作:ジーン・カーによる1957年の書籍

波乱万丈なマッケイ家の新生活

ニューヨークの狭いアパートで4人の息子を育てるローレンス(ラリー)とケイトの夫婦。彼らは切望していた田舎への移住を決めますが、予算内で見つかったのは、秘密のパネルや落とし穴が点在する、ボロボロの古い屋敷でした。架空の町「フートン」にあるこの屋敷で、彼らの賑やかなリフォーム生活が始まります。

一方、大学教授を辞めて新聞社の演劇批評家へと転身したラリーは、親友アルフレッドがプロデュースした酷い舞台に辛辣なレビューを書き、それがきっかけで街の有名人となります。名声に酔いしれたラリーは、自宅の騒々しさを避け、都会のホテルに滞在し始めます。

そんな中、ケイトは地元の劇団から作品提供を頼まれ、親友のアルフレッドに相談します。復讐心に燃えるアルフレッドは、ラリーが若き日に書いた稚拙な戯曲を、偽名を使って提供。さらにニューヨークの批評家たちを秘密裏に招待し、ラリーに最大の恥をかかせようと画策します。

夫婦喧嘩や誘惑、そして子供たちのいたずら。数々の騒動を経て、二人は改めて家族の価値に気づき、賑やかな我が家へと戻っていくのでした。

作品データまとめ

『お願い、デイジーを食べないで』作品概要
項目 詳細
製作会社 Euterpe Inc.
上映時間 112分
脚本 イゾベル・レナート
音楽 デヴィッド・ローズ
主要キャスト ドリス・デイ、デヴィッド・ニーヴン、ジャニス・ペイジ、リチャード・ヘイドン

批評と反響

本作の評価は、当時の批評家の間で分かれました。『バラエティ』誌は、111分という長尺ながら飽きさせない陽気な作品であると称賛しました。一方で、『ニューヨーク・タイムズ』のボスリー・クラウザーは、キャラクターが過剰に機知に富もうとしており、ファルス(笑劇)としての実体が不足していると指摘しています。

商業的には成功を収め、北米と海外合わせて約700万ドルの興行収入を上げ、184万ドル以上の利益を記録しました。また、この映画の成功を受けて、1965年から1967年にかけてNBCでテレビシリーズ化され、全58エピソードが放送されました。

Frequently Asked Questions

この映画は実話に基づいていますか?

ジーン・カーによるエッセイ集が原作ですが、著者の要望により、家族のプライバシーを保護するため、映画の内容は大幅にフィクション化されています。

主演のドリス・デイとデヴィッド・ニーヴンの役どころは?

ドリス・デイは家庭を切り盛りする妻ケイトを、デヴィッド・ニーヴンは教授から批評家に転身し、名声に翻弄される夫ラリーを演じています。

映画の舞台となる「フートン」は実在しますか?

いいえ、フートンは物語のために設定された架空の町です。

テレビシリーズ版との違いは何ですか?

1965年からのTVシリーズでは、登場人物の名前がジョアン・ナッシュとジョン・ナッシュに変更され、舞台もニューヨーク州のリッジモントという架空の町に設定されています。

映画の結末はどうなりますか?

夫婦は激しい喧嘩や外部からの誘惑を乗り越えて和解し、4人の子供たちが待つ田舎の自宅へと戻り、家族の絆を取り戻します。

References

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