Nutrients誌:栄養学におけるオープンアクセス学術誌の概要と特徴
現代の栄養学や食品科学の研究成果を迅速に世界へ届けるため、オープンアクセス形式の学術誌が重要な役割を果たしています。その代表的な一冊が、MDPI社によって発行されているNutrientsです。本誌は、栄養に関するあらゆる側面を網羅した査読付きの科学誌であり、研究論文やレビュー、短報などを幅広く掲載しています。
Key Facts
- 専門分野: 栄養学および食品科学
- 出版形態: オープンアクセス(誰でも無料で閲覧可能)
- 発行頻度: 月2回(半月刊)
- インパクトファクター: 4.8(2023年時点)
- 創刊: 2009年
学術的な位置付けと運営体制
Nutrients誌は、世界中の研究者が最新の知見を共有できるプラットフォームとして機能しています。現在は、コネチカット大学のMaria Luz Fernandez氏とラスパルマス・デ・グラン・カナリア大学のLluis Serra-Majem氏が共同編集長を務めています。
運営の歴史においては、2018年9月までジョナサン・バックリー氏(南オーストラリア大学)が編集長を務めていました。しかし、同年にバックリー氏を含む10名のシニア編集委員が辞任するという出来事がありました。その際、出版社であるMDPI側から、質や重要性が不十分な論文の採択を促す圧力があったと主張されています。
広範なネットワークとインデックス登録
本誌は、世界各国の栄養学関連団体と密接に連携しています。具体的には、欧州スポーツ栄養学会やスペイン栄養学会、ニュージーランド栄養学会、またアジア太平洋ニュートリゲノミクス・ニュートリジェネティクス機構など、多様な専門組織との提携関係を築いています。
また、研究の信頼性と検索性を高めるため、多くの主要なデータベースにインデックス(索引)登録されています。PubMedやMEDLINE、Scopus、Web of Science(Science Citation Index Expanded)などの権威あるデータベースに含まれており、世界中の研究者が容易に論文を検索し、引用できる環境が整っています。
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 出版社 | MDPI |
| ISSN | 2072-6643 |
| 言語 | 英語 |
| 主な掲載内容 | 原著論文、レビュー、短報 |
| 主要インデックス | PubMed, Scopus, Embase, BIOSIS Previews 等 |
Frequently Asked Questions
Nutrients誌とはどのような雑誌ですか?
2009年に創刊された、栄養学および食品科学を専門とする査読付きオープンアクセス学術誌です。MDPI社が発行しており、栄養に関するあらゆる研究成果を掲載しています。
インパクトファクターはどのくらいですか?
2023年のデータに基づくと、インパクトファクターは4.8となっています。
どのような論文が掲載されますか?
栄養学の全領域を対象としており、通常の研究論文(Regular research papers)のほか、包括的なレビュー(Reviews)や、速報性の高い短報(Short communications)が掲載されます。
誰が編集責任者を務めていますか?
現在は、Maria Luz Fernandez氏(コネチカット大学)とLluis Serra-Majem氏(ラスパルマス・デ・グラン・カナリア大学)の2名が編集長を務めています。
論文はどこで検索できますか?
PubMed、Scopus、Web of Scienceなどの主要な学術データベースに登録されているため、これらのプラットフォームを通じて検索が可能です。