ノルウェー人物伝事典(NBL)の歴史とデジタル展開

ノルウェーの歴史を彩った人物たちの足跡を網羅したNorsk biografisk leksikon(ノルウェー人物伝事典、以下NBL)は、同国で最大規模を誇る伝記辞典です。現在は総合百科事典である「Store norske leksikon(大ノルウェー百科事典)」の一部として統合されており、学術的な価値の高い人物データベースを提供しています。

Key Facts

  • 最大規模:ノルウェーで最も包括的な人物伝記事典である。
  • 多言語展開:ノルウェー語の2つの標準形式(ブークモールおよびニーノシュク)で利用可能。
  • 無料アクセス:2009年よりインターネット版が公開され、誰でも無料で閲覧できる。
  • 運営主体:大ノルウェー百科事典協会(Great Norwegian Encyclopedia Association)が所有。

出版の歩み:印刷版からデジタル版へ

第一版(NBL1)の誕生

NBLの歴史は1923年に始まりました。第一版は1983年までかけて刊行され、全19巻にわたる膨大な構成となりました。この版では約5,100件の人物記事が収録され、ノルウェーの人物史を記録する基礎を築きました。

19 volumes

第二版(NBL2)への刷新

1995年にKunnskapsforlaget社がAschehoug社から権利を継承したことで、内容の現代化が進みました。1998年から着手された第二版の制作には、文化省やFritt Ord財団からの経済的支援が投入されました。その結果、1999年から2005年にかけて全10巻、約5,700件の記事を擁する第二版が完成しました。

オンライン版の導入と現状

2009年、Kunnskapsforlaget社は「Store norske leksikon」と共に、NBLのインターネット版を無料で公開しました。デジタル版では、印刷版の本文をベースにしつつ、新たな伝記の追加や、故人の没年月日などの最新情報の更新が行われています。これにより、研究者のみならず一般市民にとってもアクセスしやすい知識ベースへと進化しました。

NBLの構成概要

ノルウェー人物伝事典(NBL)の版別比較
項目 第一版 (NBL1) 第二版 (NBL2) オンライン版
刊行・公開期間 1923年 – 1983年 1999年 – 2005年 2009年 – 現在
巻数 19巻 10巻 デジタル統合
記事数 約5,100件 約5,700件 さらに追加あり
アクセス形態 印刷本 印刷本 無料ウェブサイト

Frequently Asked Questions

NBLは誰が運営していますか?

大ノルウェー百科事典協会(Great Norwegian Encyclopedia Association)が所有しており、編集責任者はErik Bolstad氏が務めています。

オンライン版の利用に料金はかかりますか?

いいえ、2009年に公開されたインターネット版は無料でアクセスして利用することが可能です。

印刷版とオンライン版の内容に違いはありますか?

基本となる本文の多くは印刷版から引き継がれていますが、オンライン版では追加の伝記記事が掲載されているほか、没年月日などの最新データが更新されています。

どのような言語で書かれていますか?

ノルウェー語の2つの主要な書き方である、ブークモール(Bokmål)とニーノシュク(Nynorsk)の両方で提供されています。

第二版の巻構成はどうなっていますか?

第二版は全10巻で構成されており、1巻(Abel–Bruusgaard)から始まり、10巻(Wilberg–Aavikおよび付録資料)まで、アルファベット順に人物が分類されています。