マービン・ブロード・バイクトレイル:ロサンゼルス海岸線を走る絶景サイクリングルート

カリフォルニア州ロサンゼルス郡の海岸線に沿って伸びるマービン・ブロード・バイクトレイル(別名:ビーチバイクパス)は、市内でも屈指の人気を誇るサイクリングコースです。サンタモニカ湾の美しい景色を堪能しながら、都市の喧騒と自然の調和を感じられるこのルートは、サイクリストだけでなく、ジョギングや散歩を楽しむ人々にとっても最高のスポットとなっています。

全長約35.9kmにわたる舗装路は、車では立ち入れない視点から、色鮮やかな桟橋や活気あふれるビーチの風景を提供してくれます。晴れた日には水平線にカタリーナ島を望むことができ、早朝には波打ち際でサーフィンに挑む人々や、海辺の野生生物に出会える贅沢な体験が待っています。

Beach Bike Path
: Beach Bike Path

主要データ(Key Facts)

  • 全長:約22.3マイル(35.9km)
  • ルート:ウィル・ロジャース州立ビーチ(北端)〜トランス郡ビーチ(南端)
  • 道幅:大部分が約14フィート(4.3m)のコンクリート舗装
  • 難易度:中級(Moderate)
  • 特徴:大部分が自動車と分離された「クラスI」の自転車道

ルートの詳細と見どころ

このトレイルは、パシフィック・パリセーズにあるウィル・ロジャース州立ビーチから始まります。北部のサンタモニカ区間では、有名なサンタモニカ・ピアの下をくぐり抜けるエキサイティングな体験ができ、周辺には数千台規模の駐車場が完備されており、アクセスも良好です。

さらに南下すると、独特のビーチカルチャーが色濃く残るベニスビーチに到着します。ここでは、大道芸人やカフェが立ち並ぶ賑やかなボードウォークと、静かなビーチの対比を楽しむことができます。

Venice boardwalk and bike path
: Venice boardwalk and bike path

ルートの中盤、マリーナ・デル・レイ付近では、一部の区間が自動車道と交差する「クラスII」のルートに変わります。ここでは交通信号や車両への注意が必要ですが、ボート basinsやフィッシャーマンズ・ビレッジなどの港町ならではの風景が広がります。また、この付近では内陸のカルバーシティ方面へ向かうバローナ・クリーク・バイクパスへと接続しており、ルートの選択肢が広がります。

南部の「サウスベイ・バイクトレイル」と呼ばれる区間では、ドックワイラー州立ビーチの砂丘を縫うように走ります。マンハッタンビーチでは幅の広いボードウォークのような道になり、ヘルモサビーチでは1908年に整備された歴史ある「ザ・ストランド」と呼ばれる景観ルートを走行します。

The Strand in Hermosa Beach, looking north
: The Strand in Hermosa Beach, looking north

終盤のレドンドビーチでは、ピアの駐車場内を通過するため、一部区間で自転車を降りて歩く必要があります。最終的に、パロス・ベルデス半島の麓にあるトランス郡ビーチでルートは幕を閉じます。

South end of Los Angeles Beach Bike Path
: South end of Los Angeles Beach Bike Path

トレイルの概要まとめ

マービン・ブロード・バイクトレイル基本情報
項目 詳細
設立・完工 1974年開始、1989年全線開通
主な利用目的 サイクリング、ジョギング、レクリエーション(混合利用)
接続ルート バローナ・クリーク・バイクパス、ビーチシティ・グリーンウェイなど
アクセス手段 メトロ軽軌道(E Line)や自転車ラック付きバス

歴史と名称の由来

ロサンゼルスにおける自転車道の構想は古く、1890年代にはすでにサンタモニカへ向かうルートが提案されていました。現在のトレイル計画が具体化したのは1960年代後半で、1971年に郡当局によって承認されました。

しかし、完成までの道のりは平坦ではありませんでした。海辺の住宅所有者による強い反対運動があり、特にサンタモニカ区間の整備には20年近い時間を要しました。また、マリーナ・デル・レイやレドンドビーチなどの一部区間では、土地の権利関係や地理的な障害により、断続的に整備が進められました。最終的にすべての区間がつながったのは1989年のことです。

2006年、このルートはロサンゼルス市議会議員であったマービン・ブロード氏に敬意を表して正式に命名されました。

よくある質問(FAQ)

自転車を持っていない場合、どうやってアクセスすればいいですか?

メトロのE Lineを利用してダウンタウン・サンタモニカ駅まで行き、そこからレンタル自転車を利用するか、徒歩でルートへ向かうことが可能です。また、地域のバス路線の多くは前面に自転車ラックを装備しています。

ルート上の安全性はどうですか?

大部分は自動車と完全に分離された「クラスI」の道であるため安全に走行できます。ただし、マリーナ・デル・レイ付近などの「クラスII」区間では、道路を横断する際に自動車や信号機があるため、十分な注意が必要です。

途中で自転車を降りなければならない場所はありますか?

はい。レドンドビーチのピア入口やキングハーバー・マリーナの一部など、混雑する商業エリアや特定の施設内では、標識に従って自転車を降りて歩く必要があります。

このトレイルから他のルートへ乗り換えられますか?

可能です。ルート中盤のバローナ・クリーク・バイクパスを経由してカルバーシティ方面へ向かったり、ヘルモサビーチ付近でビーチシティ・グリーンウェイへ接続したりすることができます。

走行に適した時間帯はありますか?

特に指定はありませんが、早朝は波の白波や日の出などの絶景を楽しめるため、ワークアウトや観光に最適です。一方で、夏季のヘルモサビーチ付近などは歩行者が非常に多くなるため、注意が必要です。