情報の整理と検索性を高めるために不可欠なのが「インデックス(索引)」です。この索引の作成方法を世界的に統一し、効率的な情報アクセスを実現するために策定されたのが、国際標準化機構(ISO)によるISO 999です。本記事では、この規格がどのように進化し、どのような組織によって管理されているかを解説します。

Key Facts

  • ISO 999は、索引(インデックス)に関する国際的な標準規格である。
  • 1975年に初版が発行され、その後1996年に大幅な改訂が行われた。
  • 1996年版は、単なる修正ではなく内容の完全な見直しと拡張がなされたものである。
  • 規格の策定は、情報資源の識別と記述を専門とするISO/TC 46/SC 9が担当している。

ISO 999の歴史と進化

ISO 999は、情報の検索性を担保するための索引作成基準を定めた規格です。最初にこの基準が世に出たのは1975年のことでした。しかし、情報処理技術の進歩や文書形式の変化に伴い、より包括的な基準が求められるようになりました。

そこで、1996年に発行された新版(ISO 999:1996)では、初版の内容を全面的に書き直す「完全改訂」が行われました。この改訂により、規格の適用範囲が大幅に拡張され、現代的な情報管理ニーズに対応した構成へと進化を遂げました。

策定を担う専門組織

この重要な規格の開発と維持を担っているのが、ISOの技術委員会であるTC 46、およびその配下にある分科会SC 9です。SC 9は、情報資源(書籍、電子文書、データベースなどの情報資産)をどのように識別し、記述すべきかという国際標準の開発に特化した専門組織です。

彼らの役割は、世界中の利用者が一貫したルールに基づいて情報にアクセスできるよう、記述形式の標準化を推進することにあります。

規格の変遷まとめ

ISO 999の版数別概要
版数(発行年) 性質 主な特徴
ISO 999:1975 初版 索引作成に関する基礎的な国際基準を確立
ISO 999:1996 改訂版 内容の完全な見直しおよび範囲の拡張を実施

Frequently Asked Questions

ISO 999とはどのような規格ですか?

インデックス(索引)の作成方法について定めた国際標準規格です。

1996年の改訂では何が変わりましたか?

1975年の初版をベースに、内容の完全な見直しと大幅な拡張が行われました。

この規格は誰が作成したのですか?

ISOの技術委員会 TC 46 の分科会である SC 9 によって作成されました。

SC 9の主な役割は何ですか?

情報資源の識別および記述に関する国際標準の開発を担当しています。