雑誌や定期刊行物を手に取った際、メインのバーコードの横に小さく添えられた2桁の数字付きバーコードを目にしたことがあるでしょう。これがEAN-2と呼ばれるサプリメント(付加)バーコードです。主にEAN-13やUPC-Aといった標準的なバーコードを補完するために使用され、特に雑誌の「号数」を識別させる役割を担っています。

例えば、ISSN(国際標準逐次刊行物番号)と共に配置されることで、どの巻の何号であるかを効率的に管理することが可能になります。

ISSN with an EAN-2 addon representing issue number 5.

Key Facts

  • 用途:主に雑誌や定期刊行物の号数表示に使用される付加バーコード。
  • 互換性:EAN-13およびUPC-Aバーコードの補完として機能する。
  • 構造:2桁の数字をエンコードし、特定の開始パターンとセパレータを持つ。
  • 特徴:Rコードを使用せず、LコードとGコードの組み合わせで構成される。

EAN-2のデータ構造とエンコード方式

EAN-2のエンコードプロセスは、他の欧州商品番号(EAN)規格と類似していますが、独自のルールが存在します。まず、すべてのEAN-2バーコードは「01011」という開始パターンから始まります。また、各数字の間には「01」というセパレータ(区切り文字)が挿入される点が特徴です。

LコードとGコードの使い分け

数字をバーに変換する際、Lコード(左側パターン)とGコード(右側パターン)という2種類の符号体系が用いられます。どのコードを使用するかは、エンコードする2桁の数値を1つの数値として扱い、それを4で割った余り(modulo 4)によって決定される「パリティパターン」に基づいています。

このパリティパターンは4つの値でサイクルしており、以下のように割り当てられます。

  • 余り 0:1文字目をLコード、2文字目をLコードで表現
  • 余り 1:1文字目をLコード、2文字目をGコードで表現
  • 余り 2:1文字目をGコード、2文字目をLコードで表現
  • 余り 3:1文字目をGコード、2文字目をGコードで表現

数値変換テーブル

各数字に対応する具体的なビットパターンは以下の通りです。

EAN-2 数字別エンコードパターン
数字 L-code G-code
0 0001101 0100111
1 0011001 0110011
2 0010011 0011011
3 0111101 0100001
4 0100011 0011101
5 0110001 0111001
6 0101111 0000101
7 0111011 0010001
8 0110111 0001001
9 0001011 0010111

Frequently Asked Questions

EAN-2バーコードは単独で使用できますか?

いいえ、通常はEAN-13UPC-Aなどのメインバーコードに付随して使用されるサプリメント形式のバーコードです。

どのような製品に多く採用されていますか?

主に雑誌や定期刊行物などの、同一の商品(タイトル)でありながら発行号ごとに管理が必要な製品に採用されています。

パリティパターンとは何のためにありますか?

2桁の数値に基づいてLコードとGコードを適切に組み合わせることで、読み取り精度を高め、誤読を防ぐ役割があります。

EAN-2のエンコードでRコードは使われますか?

いいえ、EAN-2の仕様ではRコードは使用されません。

バーコードの開始パターンは何ですか?

EAN-2は常に「01011」というビットパターンから始まります。