雑誌や定期刊行物を手に取った際、メインのバーコードの横に小さく添えられた2桁の数字付きバーコードを目にしたことがあるでしょう。これがEAN-2と呼ばれるサプリメント(付加)バーコードです。主にEAN-13やUPC-Aといった標準的なバーコードを補完するために使用され、特に雑誌の「号数」を識別させる役割を担っています。
例えば、ISSN(国際標準逐次刊行物番号)と共に配置されることで、どの巻の何号であるかを効率的に管理することが可能になります。

Key Facts
- 用途:主に雑誌や定期刊行物の号数表示に使用される付加バーコード。
- 互換性:EAN-13およびUPC-Aバーコードの補完として機能する。
- 構造:2桁の数字をエンコードし、特定の開始パターンとセパレータを持つ。
- 特徴:Rコードを使用せず、LコードとGコードの組み合わせで構成される。
EAN-2のデータ構造とエンコード方式
EAN-2のエンコードプロセスは、他の欧州商品番号(EAN)規格と類似していますが、独自のルールが存在します。まず、すべてのEAN-2バーコードは「01011」という開始パターンから始まります。また、各数字の間には「01」というセパレータ(区切り文字)が挿入される点が特徴です。
LコードとGコードの使い分け
数字をバーに変換する際、Lコード(左側パターン)とGコード(右側パターン)という2種類の符号体系が用いられます。どのコードを使用するかは、エンコードする2桁の数値を1つの数値として扱い、それを4で割った余り(modulo 4)によって決定される「パリティパターン」に基づいています。
このパリティパターンは4つの値でサイクルしており、以下のように割り当てられます。
- 余り 0:1文字目をLコード、2文字目をLコードで表現
- 余り 1:1文字目をLコード、2文字目をGコードで表現
- 余り 2:1文字目をGコード、2文字目をLコードで表現
- 余り 3:1文字目をGコード、2文字目をGコードで表現
数値変換テーブル
各数字に対応する具体的なビットパターンは以下の通りです。
| 数字 | L-code | G-code |
|---|---|---|
| 0 | 0001101 | 0100111 |
| 1 | 0011001 | 0110011 |
| 2 | 0010011 | 0011011 |
| 3 | 0111101 | 0100001 |
| 4 | 0100011 | 0011101 |
| 5 | 0110001 | 0111001 |
| 6 | 0101111 | 0000101 |
| 7 | 0111011 | 0010001 |
| 8 | 0110111 | 0001001 |
| 9 | 0001011 | 0010111 |
Frequently Asked Questions
EAN-2バーコードは単独で使用できますか?
いいえ、通常はEAN-13やUPC-Aなどのメインバーコードに付随して使用されるサプリメント形式のバーコードです。
どのような製品に多く採用されていますか?
主に雑誌や定期刊行物などの、同一の商品(タイトル)でありながら発行号ごとに管理が必要な製品に採用されています。
パリティパターンとは何のためにありますか?
2桁の数値に基づいてLコードとGコードを適切に組み合わせることで、読み取り精度を高め、誤読を防ぐ役割があります。
EAN-2のエンコードでRコードは使われますか?
いいえ、EAN-2の仕様ではRコードは使用されません。
バーコードの開始パターンは何ですか?
EAN-2は常に「01011」というビットパターンから始まります。