1992年欧州カップウィナーズカップ決勝:ヴェルダー・ブレーメンがモナコを撃破
1992年5月6日、ポルトガルのリスボンにあるエスタディオ・ダ・ルスで、欧州サッカーの歴史に刻まれる一戦が行われました。第32回欧州カップウィナーズカップ(各国のカップ戦優勝チームが集うUEFA主催大会)の決勝戦に臨んだのは、フランスのASモナコとドイツのヴェルダー・ブレーメンです。
この試合は、戦術的な駆け引きと決定力の差が明確に現れた一戦となりました。結果として、ドイツ勢のヴェルダー・ブレーメンが2-0で完勝し、栄冠を手にしています。
Key Facts
- 優勝チーム:ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)
- スコア:2-0でヴェルダー・ブレーメンが勝利
- 得点者:クラーウス・アロフス(41分)、ウィントン・ルーファー(54分)
- 開催地:エスタディオ・ダ・ルス(リスボン)
- 観客数:16,000人(スタジアム収容人数に対し極めて少ない出席率)
- 主審:ピエトロ・デリア(イタリア)
試合展開とハイライト
試合は均衡した状態で進みましたが、前半終了間際の41分、ヴェルダー・ブレーメンのクラーウス・アロフスが先制点を挙げ、主導権を握ります。後半に入ってもモナコは反撃に出るものの、54分にウィントン・ルーファーが追加点を決め、決定的なリードを奪いました。
モナコ側は、後に名将となるアルセン・ヴェンガーが指揮を執り、ジョージ・ウェアなどの強力な選手を擁していましたが、ブレーメンの堅実な守備と攻撃を崩すことはできませんでした。一方のブレーメンは、オットー・レーハゲル監督のもと、組織的なサッカーを展開し、完封勝利を収めました。
決勝までの軌跡
両チームともに、決勝に至るまで激しい戦いを勝ち抜いてきました。モナコはスウォンジー・シティやローマ、ガラタサライといった強豪を退け、準決勝ではクラブ・ブルッヘを破って決勝進出を決めました。
対するヴェルダー・ブレーメンは、1回戦でバカウに11-0という圧倒的な勝利を収めたほか、フェイエノールトとの準決勝をアウェイゴール方式で制するなど、盤石の強さを見せていました。
対戦データまとめ
| 項目 | ASモナコ | ヴェルダー・ブレーメン |
|---|---|---|
| 最終スコア | 0 | 2 |
| 得点者 | なし | K.アロフス, W.ルーファー |
| 監督 | アルセン・ヴェンガー | オットー・レーハゲル |
| 主な出場選手 | ジョージ・ウェア, エマニュエル・プティ | ディーター・アイルツ, ミロスラフ・ヴォタヴァ |
Frequently Asked Questions
この試合の観客数が少なかったのはなぜですか?
正確な理由は明記されていませんが、当時のエスタディオ・ダ・ルスの収容人数は約13万人に達していたのに対し、実際の観客数は16,000人に留まりました。これはUEFAの決勝戦の中でも、相対的・絶対的に見て極めて少ない出席率であったと記録されています。
モナコの監督は誰でしたか?
当時のASモナコを率いていたのは、後にアーセナルなどで大きな成功を収めるアルセン・ヴェンガー監督です。
ヴェルダー・ブレーメンの得点者は誰ですか?
前半41分に得点したクラーウス・アロフスと、後半54分に得点したウィントン・ルーファーの2名です。
試合はどのようなルールで進行しましたか?
基本の90分間で決着がつかない場合は30分の延長戦が行われ、それでも同点の場合はPK戦に移行するというルールでした。また、交代枠は最大2名までとされていました。